2023年度、第16期生は、本科クラス11名、聴講クラス30名のご参加をいただきました。 次回、第17期生は、2024年4月の開講を予定しています。詳細は2024年1月ごろ、本サイトにて発表します。
この講座は、「ナラティブセラピー」という心理療法の技法を学ぶつどいです。 ナラティブセラピーは、1980年代後半にオーストラリアのM. ホワイトとニュージーランドのD. エプストンによって開発された心理療法です。 この心理療法は、社会構成主義の理論を根拠としています。その基礎は、相談者の問題は彼らの内にある何らかの心因性の欠陥や欠損によるものだとは考えず、彼らが持つ慣習や社会通念、教育、政治、宗教、メディアなどから構成された「彼らを支配する物語」であると考えることです。このことを、ホワイトは「人間が問題ではない、問題が問題である」と謳いました。問題は社会的に構成されるのであり、人の内部にはないという立場です。そして、わたしたちは、この物語を「書き換える」ように支援することで、彼らに変化を促します。 従来の心理カウンセリングとは考え方の異なるユニークな技法です。ご一緒に学んでみませんか。
【基礎コース】